破壊という名の精神修行

家の解体の仕事をしていたことがある。廃墟を重機はハンマーで粉々にする。大きな梁や板など、家を構成するありとあらゆる材料を細かく砕くという単純明快な作業だ。 僕はこの仕事が結構好きだった。一緒に働いていた同僚とは気が合わな…

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大きな企業のトイレ掃除の人

いつもお邪魔する会社のトイレ清掃員の人がとても記憶に残っている。その人はおそらく50代の女性で小柄、ふくよかな体形をしている。 その会社は大きな会社なので入り口を入るときれいな受付があり、美しい女性がにこやかに迎えてくれ…

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空を飛ぶ、大きな子どもみたいな人

その人と初めて食事をしたのはお刺身の美味い居酒屋だった。彼女のリクエストはお刺身が食べたい、ということで最寄りのターミナル駅にある居酒屋の予約をした。約束の時間ぴったりに彼女と駅で待ち合せて、居酒屋で刺身をつまみながらお…

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肉体の誠実さ

最近は嘘に疲れている。嘘に気が付きながら、騙されているふりをしてこちらも嘘をつく。生産性のない消耗するだけの日常で心身が疲労していく中で、体を動かすことでストレス発散できていることを実感する。 数か月前からまたジョギング…

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読書をもう一度取り戻したい気持ち

子どものころから本を読まない子どもだった。ひとつ年下の妹はいつも読書をしていたような気がするし、読書感想文で賞をとるような人だったから、比較されたくなくて本から離れていたのかもしれない。ただ落ち着きがなく腰を据えて読書を…

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