黄色の相棒

黄色い車に乗って旅に出る。 キーシリンダに鍵を入れて右に回す。 ぶるるんっ。 と嘶くような音を立てて不規則な振動が体に伝わってくる。 細いハンドルを握って、強めにアクセルをふかす。 特徴のある独特のリズムを聞いてニヤリと…

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きりんとシャンパン

家にいる時間が少ないので、荷物はまとめて時間指定をして受け取ることにしている。 荷物の到着時間通りに家につき、部屋着に着替えてくつろぐ。   ピンポーンとチャイムが鳴る。 20メートルの廊下を歩いて玄関の扉を開…

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劣の気持ち

優劣がつくことはどんな時でもあると思うけれど 「劣」と評価をくだしたものに対しての 差別をなくすことはむずかしいのでしょうか?   人間だから いろんな人のいろんな部分とを比較したら 優れているところと劣ってい…

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200万匹の猫

黒いマントを羽織ってステッキを持った初老の男と、 顔中におしろいを塗ったピエロのような女が、 町中から200万匹の猫を噴水のある広場に集めていた。   彼らは町中の猫にサーカスをさせようともくろんでいたのだ。 …

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女王の犬

氷の女王の城には みすぼらしい犬が一匹いて   女王が眠りにつくころになると 女王を起こさないように 毎晩女王の隣に寄り添い 冷たい女王の体を 温めようと試みている   女王は犬の触れている部分だけ …

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