「世紀末の詩」というドラマを見返している。youtubeで動画を見つけてぼんやり眺めていたらハマってしまった。通勤時間を利用して全話見終わった。
山崎努演じる百瀬夏夫がキャバクラのトイレでブラジャーを掴んだまま死ぬシーン。ああいう死に方って最高だ。血ヘドは吐きたくないけれど。
息を引き取る瞬間、僕はひとりの時間を過ごしたい。誰にも看取られなくていい。静かに自分の人生を振り返りながら思い出に浸りながらひとりで逝くのだ。楽しかったこと、悲しかったこと、やり残したこと、伝えたかったこと。思い出せるだけ思い出してそのすべてに感謝したい。
病院のベッドや家の布団だと辛気くさくて嫌だ。最期のその瞬間まで楽しんでいたい。やりたいことを好きなだけやりたい。キャバクラでなくても全然構わないが、年と重ねて死ぬ間際だからこそ人間としての生々しさを追求したい。死ぬ間際にエロいことに執着していたなんて最高にかっこいい。身内には軽蔑されてしまうかも知れないが、それもまた悪くない。
具体的なイメージとしては山荘か何か人里離れた静かな場所で、妻とイチャイチャしていてパンツまでは剥ぎ取ったが断られた後、妻のパンツをポケットに入れたまま山荘の外をひとりでしょんぼり散歩している最中に発作で倒れてしまう。山の中なので空は見えない。大木から伸びる木の枝や葉が目の前に広がっていて、その隙間から夕方の太陽の光が差し込んでいる。そんな中で人生を振り返り始める。そういえばポケットに妻から剥ぎ取ったパンツが入っていたのを思い出す。人生の集大成として妻のパンツを存分に楽しもう、と思いポケットに手を伸ばすがその途中に息絶えてしまう。
2021年現在の理想的な死に方について考えてみた。子どもが大きくなり年齢を重ねたらまた考え方も変わるかも知れないが現状の理想の死に方でした。まだあと50年くらいは生きたいので当分先の話になるはずだ。

