成長するために必要な自己分析について

大学生と話していると自己分析とアウトプットのセミナーやワークショップに参加したい人も多いように思う。就職活動を前に自分が何をしたいのか、ルーツが何なのか、悶々と考えるのではなく他人と比較して自分の立ち位置を知りたい、アウトプットして誰かに理解してほしい、という気持ちになるのかもしれない。

先日、学生が自分がこれから何をしたいのかをプレゼンするというセミナーに参加した。趣旨は本人の決意表明とプレゼン技術の向上、といったところだろう。全員が思いの詰まった話をしていたと思う。社会人のプレゼン大会ならここまで感情全開の話にはなるまい、というくらい思いのこもった話を聞くことができた。個人的にはそういう話が好きだし、刺激にもなる。

自己分析、というのは本当に難しいと思う。ワークショップ的な部分で感じられる自己分析というのは、どちらかというと相対的で表層的な部分に終始してしまうように感じられる。

自己分析って井戸掘りとかマラソンとかに似ているといつも思う。すごく孤独で個人的で延々と長時間続ける作業なんだろうと思う。極限状態まで行ったその先に本当に自分のやりたいこととか生きる意味みたいなものを見出せるのではないか、と。

僕も過去、大学生の就職活動を支援する立場に身を置いたことがあった。戦略的なやり方は器用な人ほど実践することができたし、内定は本人の希望通りに出ることはあるけれど、そのまま順風満帆にいく人ばかりではなかった、と記憶している。就職活動を機会に本当の意味で自分のやりたいこと、どう生きたいかというのを見つめなおそうとしている人たちを何人も見てきた。苦労はしていただろうけど必死で悩んで、もがいているのを僕は見守ることしかできなかった。そして彼らは勝手に成長して勝手に羽ばたいていった。それがとても嬉しかったことを覚えている。

成長したいと願う気持ちと機会があれば人は変化することができる。機会はできるだけ枠組みがない方が面白い。自然発生的な化学反応のような予想もつかない機会を生み出すような場所が作れたらきっと面白いんだろうな、と思う。

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