あまり簡単に人脈を広げるタイプではない、と自分で思っている。一度広げた人脈を元に戻そうとすればかなりのパワーが必要になるし、逆恨みされることだって考えられる。考えすぎかもしれないけれど、そういうことでいやな思いを結構してきた記憶があるのでどうしても慎重になる。
友達の友達、というのは結構厄介な存在だ。友達は自分が友達と考えている人だからそれなりに親しくお付き合いするが、その友達は僕にとっては友達ではない。だけどフレンドリーな人はガンガン距離を詰めてくる。そういうのは少し怖い。いい人なのだろうな、とは思うけれど心理的に少し引いてしまう。
場の空気にもよるが露骨に引いてしまう気持ちを外に出すわけにもいかないので、大人としてそれなりの振る舞いをすることになる。昨日もそういう飲み会に参加してきた。友達の友達は、まったく躊躇せず自己開示をし、今現在心から悩んでいる話題を相談してしてきた。
共有の友達は合わないのなら無理して付き合わなくてもよい、と最初から気を遣ってくれていた。その人は僕にとって数少ない友達なので、大切にしたいと思う。友達が友達を大切にするなら、僕も無下にしたいわけではない。
結果として朝方まで3人で語り合った。最初は面倒だと思っていた友達の友達も、お酒の力を借りていつもより親しくなれたような気がする。それを見て友達はとても嬉しそうに笑っていた。
友達の友達と仲良くなれるかどうかは、間にいる友達の力が大きいんだろうな、と今回の件で感じた。僕の友達はすごくうまく気を遣ってくれたし、すごくうまく気を遣ってくれなかった。そのバランスが絶妙だったように思う。タイミングやお互いの踏み込み方が少し違っていたら、こんな楽しい次官は過ごせなかっただろうな、と思う。
その友達は僕のことを人間不信と呼ぶ。そのあだ名はもう撤回してほしい。あなたの友達とこんなに仲良くなれたのだから。

