チャンス、というのは日本語にすると好機、機会という意味だ。必ず成功する保証はない。挑戦する権利を得た、というだけだ。
僕にとってチャンスというのは人生を切り替えるためのスイッチのようなものだ。上手くスイッチを切り替えることができれば、がらりと人生が変わる。どう変わるかはそのチャンスをどう生かしたかによって変わってくるように思う。
振り返ってみるとチャンスと気が付いていたチャンスもあれば、あの時がチャンスだったんだなと後から気が付くことのできるチャンスがあるような気がする。チャンスに無頓着だったころは自分がチャンスを得ていることに気が付きにくかったのだろう。
「機会が二度君のドアをノックすると考えるな」
この言葉はキン肉マンという漫画のバッファローマンがモンゴルマンに出した手紙に書かれた言葉だ。読んだ当時は小学生だったが、ずっと頭にこの言葉が残っていた。機会が二度君のドアをノックすると考えるな。
そう、チャンスは二度僕のドアをノックしてくれない。だからノックされた瞬間に僕はそのドアを開けるべきか否か、決断しなければならない。そして僕はたぶんそのドアを開ける。そういう運命なんだろうな、と思っている。
ドアを開けるのに理由はない。ドアをノックされたからだ。ドアをノックされたら開ける。電話が鳴れば、受話器を上げる。その程度の理由だ。もちろん、ドアの向こうのチャンスは良いことばかりではなかった。たくさんの大切なものを失うことにもなった。それでも後悔していることはあまりない。
僕はこれからもチャンスとともに生きていく。偶然でも必然でもやってくるチャンスに対応する準備はいつだってできている。

