衰退

水をやらずにいた花が枯れてしまうように

時間とともに失われつつある感覚が自分の中にある

 

失われていく感覚が自分でわかるときがある

手から砂がこぼれ落ちるように

つかめばつかもうとするほどすり抜けていく感覚

 

なくなってしまうものなら

記憶からも消えてしまえばいいのに

最初からなかったことにしてくれればいいのに

 

残酷なことに

記憶だけは都合よくきれいに残り

新月に近づく月のように

毎日少しずつ欠けていく感覚をただただ受け入れるしかないのか

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