「がんばれ」という言葉を心の疲れた人に使ってはいけない。
頑張っている人にはもっと頑張れという追い込みになるし、
頑張れない人に頑張れというのはプレッシャーを与えてしまうから。
相手を励ますつもりで言った言葉が逆効果を生み出すことはかなり多くあるような気がする。
相手のことを考えて発した言葉なら、相手に適切に届かなければ意味がない。
自分の言葉が相手を傷つけてしまうようなら本末転倒だ。
僕はどちらかというと相手の気持ちを汲んで言葉を理解することが多かった。
励ましてくれる言葉が僕にとって適切でなくても、
励まそうとしてくれる相手の気持ちがうれしいと感じられた。
今考えれば、それはとても幸せなことだったんだと思う。
発せられた人の僕を励まそうという気持ちを信じることができたのだから。
発せられた言葉が発した人の気持ちを量る「ものさし」のすべてだという人がいたとしたら、
僕にいくら心があろうが適切な言葉を使わないと相手に僕の気持ちは届かない。
どの言葉が適切で、どの言葉が適切じゃないのか、きちんと把握して、
間違った言葉を使ってはいけない。
相手を傷つけることは、僕が一番望まないことなのだから。

