やり過ごす時間

自分が心を乱すときのパターンはもう決まっている。

そのたびに

「ああ、またこういう気持ちを味わうのか」

と、諦めに似た悲しみと一晩過ごす羽目になる。

 

たいていの悲しみや怒りと付き合ってきて、

それなりに自分の感情とのつきあいかたみたいなものを体得してきたはずなのに、

お決まりのシュチュエーションでは相も変わらず心が乱れてチリヂリになる。

 

そういう時は時間がたつのをひたすら待つ。

人とは触れ合わず、自分ひとりを自分だけのスペースに隔離する。

感染病と同じ対処法が好ましい。

 

時間が経てば記憶は必ず薄れていく。

乱れた心は自然に、平穏を取り戻すことができるのだから。

焦る必要はない。

夜は長いのだから。

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