とあるWEBサイトの文章とそれにまつわる複雑な心境について

以前、ぼくにまつわる出来事について書かれた文章をWEB上で読んだことがある。

名前は出ていなかったが、そこに書かれたエピソードは間違いなくぼくと書いた相手との間にあった実話だった。

 

感動の話でもないし、悲しい話でも、うれしい話でもなく。

ただ実際にあった話が淡々と書かれていて、それを読んだ人に感想をゆだねる、というような趣旨の文章だったと記憶している。

 

こういう書き方になってしまうのは、

今はもうその文章を読むことができなくなってしまっているからだ。

 

先日、見るともなくそのサイトを広げてみたら、

ぼくとのことについてかかれた文章は一切消されていた。

 

もしかしたらぼくが見つけられなかっただけなのかもしれない。

細かく探してその文章がなくなってしまっていることがはっきりしてしまうことが怖くて

さらっと流し読みしてそのサイトは閉じてしまったから。

 

ぼくはその消されてしまった文章がわりと好きだった。

だから素直に残念だな、と思った。

文章が消えてしまっても、出来事がぼくの記憶から消えることはないが、

相手の記憶から消えてしまったみたいな気がして少し寂しい気持ちになった。

 

そのことを友人に話したら

「考えすぎだろ」

と、鼻で笑われた。

 

きっと考えすぎなのだ。

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