小学校の頃、仲の良い友達同士で
厚紙で作ったメンバーカードを持ち歩いていた。
このカードを持っている仲間は一生友達なんだって証。
カードは手書きだからみんなちょっとずつでサインは違うし、
鬼ごっことかして落としたらまた作るから、
偽装カードもいっぱいあったけど、
ぼくらはみんなでそのカードを友達の証として肌身離さず持ち歩いていた。
よれよれの汚いただの厚紙だったけど、
そのカードをみているとみんなのことが思い出せる気がした。
どこかで繋がってるって、
ぼくだけじゃなく他のメンバーも思っていたはずだ。
信じられないことにぼくはそのボロボロのカードを実家に置いてある。
大人になってカードで友情を確認することはしなくなってしまったけれど、
カードを渡しておけばよかったと心に思う人のことはときどき思い出したりする。
