風車のある海

海のそばに大きな風車が回っている

大きな風車はいつもゆっくり回っているように見える

縁日で売っている大きさの風車ならきっとすごいスピードで回るだろうに

そんなことを考えていた

 

人が誰もいない夕方の海

波打ち際から遠く離れたコンクリートに腰かけて

ピンク色の空を見ている

ビーチサンダルをはいた足はもう砂浜の砂だらけだ

 

前にここに訪れたことがあるような気がする

そのときもこの場所で同じように空を見ていた

 

風がやんだのか

いつの間にか風車は止まりかけていた

サンダルの砂を手で払って

僕は来た道を戻る

 

夜はすっかり更けていた

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です