悩みなんて本当に些細なものだな、と思う時がある。
誰かに悩みを打ち明けられた時、
なんだ、そんなことか。
と思うことも少なくない。
僕は今、小学校の時からコンプレックスだったことを治療している。
誰にも見つからず、こっそり治してやろうと思っていたのだが、
治療中はやはり少し違和感があって周りの人に気が付かれてしまうことがあった。
初めて指摘してきたのは同僚の女性だった。
僕は彼女に治療中である体の部位について指摘されると、
挙動不審に陥り、話さなくていいことまでべらべらとしゃべり何かを弁解しようとした。
明らかにいつもとちがう僕の態度に彼女も何かを感じ取ったらしく、
それ以上、何も言おうとはしなかった。
彼女はきっと気がついたはずだ。
僕が隠したいことがなんだったのか。
だけどきっと、そんなに慌てることないのにな、くらいの表情にしか見えなかった。
そう、気にしているのは僕だけなのだから。
あの日を境にずっと持っていたコンプレックスが少し和らいできたように思う。
その後、また違う女性に同じことを指摘されたが、その時はいくぶん冷静な対応ができたように思う。
その女性も僕の説明を聞いて、特に不自然な点は見受けられなかっただろうと思う。
きっかけはコンプレックスに向かい合おうとしたことだった。
それがなんであろうが関係ない。
思い立って克服したいと思って行動した結果、
全く違うところで心の問題を克服出来たような気がする。
コンプレックスは姿形ではなく、心の問題そのものなんだな、と思う。
